接待カラオケで失敗した同僚の話です。
当初は上司と部下2名(いずれも男性)が参加予定でしたが、先方が女性も連れてきてほしいというので、カラオケ好きの彼女に白羽の矢が立ちました。
当日は取引先の方々が気持ち良く歌えるよう、聞き役に徹しようと思っていたそうです。
ところが皆さん、デュエット曲ばかり歌おうとしたのだとか。
彼女は断るに断れず、だったらもう全力出して盛り上げようと決意、アップテンポの曲は振りも付けてノリノリで、バラード系はしっとりと歌い上げたそうです。
それが裏目に出てしまいました。
彼女は数日後、上司に叱られました。
「こないだはやりすぎたね。
後で先方にネチネチ言われたよ。
君ばかり歌っていたと不機嫌そうだった。
自分一人で楽しんでちゃダメだよ」。
彼女は、「そんなこと言われても、向こうがデュエット曲を連続して入れてくるんだから、仕方ないじゃないですか」という言葉をぐっと呑み込んだそうです。